設計事例
希望の郷東村山障害者支援施設、短期入所、生活介護、相談支援
個性がありながらも街になじむ外観
三方道路に面した南北に長い敷地の北側より出入りします。駐車場を横に見ながら敷地内の通路を通っていくと、敷地の形状に合わせて配置した建物のシンボリックな玄関庇が出迎える設計です。周辺環境は閑静な住宅街で2階建ての住居が多いので、立面を分断するデザインや勾配屋根を採用したり、落ち着いた色調でまとめたり、沿道の緑化に取り組むなど、建物のスケール感を抑えて地域になじむ工夫を施しました。
施工データ
- 建 築 主
- 社会福祉法人 東京社会福祉事業団
- 所 在 地
- 東京都東村山市
- 工 事 種 別
- 新築
- 敷 地 面 積
- 9,585.77㎡
- 延 床 面 積
- 8,084.94㎡
- 構 造 規 模
- RC造、地上2階
- 定 員
- 障害者支援施設入所80名、短期入所10名、生活介護110人(うち通所30人)、相談支援事業
- 竣 工
- 2018.1
- 施 工
- 建築/鴻池組 電気/藤井電機 機械/第一工業 昇降機/日立ビルシステム
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家庭的な温かみのある生活空間
「昼夜分離した生活環境の実現」に応えるものとして、管理・サービス棟と、居住棟と活動棟を分離し、各棟を渡り廊下でつなぐというプランに決定。メイン入口に近い管理・サービス棟は、管理エリア、地域交流スペース、通所エリア、日中活動エリアで構成し、南側の渡り廊下でつないだ中央の居住棟は調理室などがあるほかはユニット型の居住エリア、南側の居住棟はすべてがユニット型の居住エリアとしています。またユニット内はすべて個室とし、ちょうどよい広さの居間と食堂を設け、家庭的で温かみのある生活空間を目指しました。利用者の安全面に配慮した設備や出隅のガードなどを設置するとともに、建物を保護する工夫として木製の腰壁なども採用しています。